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宮田浩喜さんの現在は認知症で賠償金はいくら?冤罪だった熊本松橋事件の現場と真犯人は誰?

34年前、当時の熊本県松橋町で男性が殺害された事件「松橋事件」。

その事件の犯人だとされてきた、宮田浩喜さん(85)が再審請求の末、無罪であると言い渡されました。

コチラの記事では、宮田浩喜さんの現在と、支払われるであろう賠償金、冤罪だった熊本松橋事件の現場と真犯人についてご紹介します!

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松橋事件が34年の時を経て冤罪だと判明

34年前、当時の熊本県松橋町で男性を殺害した罪に問われ、懲役13年の刑が確定し服役した85歳の男性の再審=やり直しの裁判で、熊本地方裁判所は「犯人であることを示す証拠はなく、殺害したとは認められない」として無罪を言い渡しました。

昭和60年1月、当時の熊本県松橋町、今の宇城市の住宅で59歳の男性が刃物で刺され殺害された事件では、熊本市の宮田浩喜さん(85)が殺人などの罪で懲役13年の刑が確定し、服役しました。

宮田さんは無実を訴えて再審=裁判のやり直しを求め、裁判所は、自白と客観的な事実が矛盾していることなどから再審を認めました。

先月開かれたやり直しの裁判では、過去に有罪を認定する根拠となった自白調書や凶器とされた小刀に関する資料などは証拠として採用されず、検察は有罪の立証や求刑を行いませんでした。

28日の判決で熊本地方裁判所の溝國禎久裁判長は「自白の重要部分に客観的事実との矛盾があるという疑義が生じ、信用性が否定された。犯人であることを示す証拠はなく、被害者を殺害したとは認められない」と指摘しました。

そのうえで「確定判決から非常に長い年月が経過していることなどを踏まえると、自白の信用性を改めて検討する必要性があるとは考えられず、可能なかぎり速やかに判決を言い渡すことが最も適当だ」として無罪を言い渡しました。

出典:NHKニュース

今から約34年前の1985年1月に起きた殺人事件「松橋事件」。

その犯人とされていた宮田浩喜さん(85)が、再審の結果無罪だと言い渡されました。

長い年月を掛けてようやく自らの無実が証明できたわけですが、13年間は刑に服しており、周囲の目などを考えてみても失った時間は大きいと思われます。

この判決を受けて、賠償金を請求する可能性もあるので、今後の動きにも注目ですね。

賠償金について

有名な冤罪事件では、1990年に栃木県足利市で女児が殺害された足利事件があげられます。

犯人として17年半拘束されていた菅家利和さんは、2010年に無罪が確定し、無事に釈放されました。

このときの補償金は約8,000万円です。

1984年に熊本県の祈祷師一家が殺害された事件では、免田栄さんが犯人として逮捕され死刑宣告を受けましたが、34年後の1983年に無罪が確定。

この免田事件と呼ばれる事件の場合は、免田栄さんに9,000万円強の補償金が支払われたとされています。

出典:シェアしたくなる法律相談所

以上は有名な冤罪事件で払われた賠償金です。

一般的な賠償金の支払いは以下のように定められています。

補償金額は1日あたり「1000円以上12500円以下」の範囲内。

宮田さんの場合、仮に最低額の1000円で単純計算すると

1000円×4745日(13年)=4,745,000円

これだと少なすぎるように感じますね。

なので宮田さんにも、8000万円~9000万円程の賠償金が払われる可能性があります。

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松橋事件とは?

「松橋事件」の概要は以下の通りです。

1985年1月、熊本県松橋町(現・宇城市)の町営住宅で、住人男性(当時59)が遺体で見つかり、知人の宮田浩喜さん(85)が「自白した」として殺人容疑で逮捕された。

一審・熊本地裁での公判中に否認に転じたが、90年に最高裁で懲役13年の刑が確定した。

弁護団は97年、検察が開示した証拠の中から、宮田さんが「犯行時に凶器に巻き付けて使った後で燃やした」と供述していたシャツの左袖を発見。

凶器とされた小刀と傷口が一致しないとする鑑定結果も得て、2012年に成年後見人の弁護士が再審請求した。

熊本地裁は16年、自白の信用性が揺らぐとして再審開始を決定。18年10月に最高裁が検察側の特別抗告を棄却、再審開始が確定した。

出典:朝日新聞デジタル

宮田浩喜さん(当時51歳)と被害者男性は知人であり

宮田さんが被害者男性らと食事をした際、被害者男性と口論になった事から警察は目を付けたそう。

宮田さんの自宅周辺は常に警察に監視され、1月8日から20日までの13日間中の9日間、長時間の厳しい取り調べが行われました。

当初は宮田さんも否認を続けていましたが、あまりの過酷さに「否認のまま逮捕してくれ」と懇願するまでに。

そして1985年1月20日、自白し宮田浩喜さんは逮捕、1986年12月22日に懲役13年の有罪判決が言い渡されました。

松橋事件の現場について

松橋事件が起こった現場の住所は「熊本県宇城市松橋町曲野」。

当時の報道で撮られた写真は以下になります。

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宮田浩喜さんの現在

名前:宮田 浩喜(みやた こうき)

年齢:85歳

2019年3月現在、宮田さんは認知症を発症されています。

2012年の再審請求の際は、成人後見人の弁護士が宮田さんの代わりに再審請求を行いました。

また、脳梗塞も患っており、後遺症から上手く話すことが出来ません。

2017年11月には、要介護度が4から5に進行し、食事や入浴など日常生活において常に介助が必要となりました。

そのため「無罪」が確定し、その事を宮田さんに伝えた時も、反応を読み取ることは困難だったそうです。

再審請求から無罪判決までは、約6年7ヶ月もかかっており

もっと早く無罪が確定していれば、宮田さんも元気で喜ぶ姿が見れたかもしれないですね。

松橋事件の真犯人は?

また、宮田さんの無罪が確定した今、気になるのが「真犯人」。

事件からすでに34年が経過しており、今更見つけるのは不可能かもしれません。

ネット上では、事件直前に一緒に食事をしていた友人たちの誰かではないか?と言われています。

しかし、当時の殺人罪の公訴時効は15年。

2004年に25年に延長され、2010年には規定が廃止されましたが、松橋事件は法改定の前なので既に時効が成立しています。

なので、今真犯人が特定できたとしても起訴することは出来ません。